思ったことを書き綴る「時間」

今回ののテーマは「時間」です。

私たちを含め、
世界中すべての人に与えられている共通の財産があります。
それが「時間」です。
どのような人でも一日24時間という時間の単位は平等です。

人間は生まれた時にそう大差はないはずなのですが、
この「時間という財産」の使い方によって様々な差がついてきます。
不思議なことにお金の使い道については、大抵の人はとても真剣に考えるのですが、
時間の使い道については、あまり真剣に考えない人の方が多いのです。
しかし、よく考えてみてください。
どちらが人生において、より重要なものなのでしょう?
本当に大事なものはなくなりかけたときに初めて、その価値に気付くと言われています。
例えばお医者さんに「余命半年です。」と宣告されたら、
誰でも時間の使い道について真剣に考え始めると思います。
お金はいつでもその気になれば取り返せますが、時間だけは取り返しがつきません。
なぜなら、人生に巻き戻しはないからです。
人生にリハーサルはありません。常にぶっつけ本番です。
だから、人生というものは面白く、様々なドラマが生まれるのです。

やり直しのきかない人生において、大切な時間という財産を無駄に使ってしまって、
後で後悔するということがないように、時間について真剣に考えてみましょう。

では、私たちにはいったいどのくらいの時間が与えられているのでしょう?
1日24時間としたら、1年は8,760時間です。
そして人生が80年としたら、700,800時間です。
そのうち3分の1は睡眠時間と考えると、起きている時間は466,732時間です。
そのうちあなたは既にどのくらい消化しているのでしょう?
20歳の人は、約175,200時間、40歳の人は約350,400時間を
すでに消化していることになります。
あなたの人生の残り時間は何時間ですか?
計算してみましょう。

時間で計算すると膨大な数字になりますが、
日数で計算すると、よりリアルな数字がでてきます。
1年は365日で、80年は29,200日です。
そのうち、20歳の人は7,300日消化しているので、残りは21,900日です。
40歳の人は14,600日消化しているので、残りは14,600日です。
人生の残り日数を計算してみましょう。

それがあなたに残された目安の時間です。
その時間を何に費やすのかはあなたの自由です。
どのように使ってもいいのです。
しかし、多くの人が人生の無駄遣いをしています。
そのような残念な結果にならないように、
有意義な時間の使い方を知り、今からいろいろ計画しておく必要があります。

人が費やす時間には大きくわけて4種類あると言われています。

1.緊急で重要なもの
2.緊急ではないが、重要なもの
3.緊急で重要ではないもの
4.緊急でも重要でもないもの

1は友人や家族が病院に運ばれたりしたときや、何かの事件など、
何よりも勝る重要な時間です。

2は自分の夢や目標の準備をする時間です。例えば、旅行の計画をたてたり、
英会話を勉強したり、健康のためにスポーツをしたりといったことが考えられます。
私はこの時間を投資の時間と呼んでいます。

3は本来、自分の夢や目標に直結しない時間です。それは人によって違いますが、
突然の遊びの誘いや、たまった仕事や勉強などが考えられます。

4は何となく過ごしている時間です。テレビを見たり、ゲームをしたり、
ぼーっとしていたりする生産性のない時間のことを言います。
私はこの時間を浪費の時間と呼んでいます。

では、世の中の人はどのような順番でこの4つの時間を使っているのでしょう?
ほとんどの人が、1342という順位になっています。
なぜか3のような目の前にある、自分の人生にとっては
たいして重要でもない事柄にたいして、ものすごく多くの時間をさいています。

3
のような人生の雑務に追われていると誰でもストレスが溜まります。
そして、生産性のない4のような浪費の時間ばかりが増えてしまうのです。
人生は一回しかありません。
できれば、大好きなことばっかりやって生きたいものです。

しかし、ほとんどの人が今やっていることと自分が欲しいものが一致していません。
大好きなことは、今すぐできなくて準備が必要なものが多かったりします。
そのためには、2のような投資の時間をいっぱい持つ必要があります。
2の時間は計画性を持って作ろうとしないとなかなか作れません。
スケジュール帳に、まず最初に埋めなければいけないのは、
自分が好きなことをして生きるための投資の時間です。
計画性を持って投資の時間を作るようにしましょう。

有意義な時間を過ごすためにもう一つ時間のことについて知る必要があります。
それは、「物理的時間」と「心理的時間」についてです。

物理的時間とは、一般的に認知されている時間のことです。
1分は60秒、1時間は60分、1日は24時間、1年は365日といった
カレンダーや時計などで世界中の人が共通で理解している時間のことです。
心理的時間とは、精神的に感じる時間のことです。
精神状態によって長く感じられたり、短く感じられたりする時間のことを言います。
例えば恋人と一緒にいる時間はあっという間にたちます。
ゲームやスポーツなど自分の好きなことをやっている時も同じです。
逆につまらないパーティーに参加している時や
嫌々、仕事している時などはとても長く感じます。

同じ物理的時間でも、その人によって心理的時間はまったく異なります。
我々は実際に、この二つの時間の中で生きています。

この二つの時間はなぜ生まれるのでしょう?
それは十人十色と言われるように、
その人その人によって考え方や価値観の違いがあるからです。

時間を使う時に一番大切なことは、
自分のリズムを知り、そのリズムで時間を過ごすということです。

私は実家が富山なので富山によく帰ります!
静岡から富山に行くにはいろいろな方法があります。
新幹線に乗って米原から特急で行く方法。
新幹線で名古屋まで行ってセントレア空港から飛行機で行く方法。
先日行ったように、車で高速に乗って行く方法。
歩いて行ったらとんでもない日数はかはかかりますね。
しかし、どれで行っても結局は辿り着きます。別にどれで行ってもいいのです。
私はいつも車で行きますが、雪が降っていたら電車になるかもしれません。
もしくは飛行機かも。気合で歩いて行くのも根性がつくので別に悪いことではないと思います。

ようは、どれが一番自分らしいのかです。
もっとも大切なのは気持ちよくゴールに向かうということです。
自分にとって心地よい時間の旅をしましょう。

ウサギとカメの話をご存知でしょうか?
ウサギとカメが競争して、最初はウサギがダントツ勝っていたのですが、
途中で余裕をかまして休憩していたら、
こつこつと休まず進みつづけたカメに追い抜かれてしまったという話です。
これはほとんどの人が知っている話ですね。ではここでもし、
休まないウサギと休むカメが参戦していたらどのような順位になっていたでしょう?
面白いので、ちょっと考えてみてください。
きっとこのような順位がつけられていると思います。

1位 休まないウサギ
2位 休まないカメ
3位 休むウサギ
4位 休むカメ

休まないウサギは無敵です。
逆に休むカメは最弱です。
休まないウサギみたいな人がいれば、
きっとどんどん登りつめていくことでしょう。
しかし、ここでみなさんに気付いて欲しいことは、
誰が一番早いか、遅いかということだけではありません。
一番気付いて欲しいことは、時間の差はあるけど全員ゴールにつくということです。
前に進んでさえいればいつかはゴールにつくという事実はとてもすばらしいことです。
ようはどれが一番自分らしいレースの仕方なのかに気付くことが大切なのです。

確かに休まず、全力で走りつづければ早くゴールに着きます。
競争であればそれが正解でしょう。
しかし、人生は競争ではありません。
私は人生の最大の目的は楽しい毎日を送ることだと考えています。

自分にとって気持ちのいい時間の流れを知り、自分らしく前に進んでいけば、
必ず楽しい毎日というゴールが待っています。

しかし、残念なことに世の中には、
走らないうさぎや歩かないカメがいかに多いことでしょう?
浪費の時間ばかりで前に進まなければ、一生ゴールにつくことはありません。
遅くてもいいのです。途中で休んでもいいのです。
一歩づつでも前に進むという行為が大事なのです。

私はいつも成功のキーワードは「今」と「自分」だと言っています。
先日このような質問をある人にされました。「今日の次は何だと思う?」
私は「明日ですよね。」と答えました。
しかし、このような答えが返ってきました。
「違うよ。答えは今日だよ。」
「だって、明日なんて日を生きたことはないでしょ?」
最初は屁理屈だと思ったのですが、よくよく考えてみると確かにその通りなのです。
結局のところ、我々は今日という日しか生きることはできません。
つまり、今日の連続が人生なのです。
だから、今を大事にしないということは人生を大事にしないのと一緒なのです。

「いまを生きる。」という映画があります。

いまを生きる。
すばらしい言葉だと思いませんか?
いまを大切にして、いまをおもいっきり生きましょう。

「人間50年。下天のうちをくらぶれば、夢まぼろしのごとくなり。」

私は織田信長が好んでよく歌ったこの敦盛が大好きです。
この敦盛には、私なりの解釈があるので紹介します。

ビックバン宇宙理論に基づくと、
地球のビックバンは数百十億年前に起こったと言われています。 
そのうち、地球の歴史は約46億年、人類の歴史は約600万年です。
そして、我々の人生は80年と言われています

よく考えてみると我々の一生なんて
表にも書けないぐらいの点にも満たない一瞬の出来事です。
つまり、私なりの解釈はこんな感じです。
「人間の人生なんて宇宙や地球の一生に比べたら一瞬の出来事だよ。」
「どうせ、一瞬しかない夢のような時間だったら、もっとはじけて生きてもいいでしょ?」

面白い考え方だと思いませんか?こんなことをいつも織田信長が考えていたとしたら、
あれだけの歴史的な成果を残すことができたことにもうなずけます。

今できることをおもいっきり楽しくやる。それが私の成功哲学です。
私は「楽勝」という言葉が大好きです。「楽して勝つ。」ではなく、
「楽しんで勝つ。」という解釈を私はしています。

成功とは未来に追い求めるものではないと私は思っています。
いま目の前にあることを一歩一歩ワクワクする方向に、
おもいっきり楽しみながら進んでいく過程がすでに成功なのではないでしょうか?
みなさんも、今という時間をぜひ大切にしてくださいね!

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