不動産屋さんとは、単にお部屋があれば良いというものではない。大切なことは「その街に住む楽しさ」を伝えること。
私たちは、これからの不動産屋さんのあり方についてもっと深く考える必要があった。
そして単に皆さんへ不動産をご紹介するだけではなく、その街でどのような楽しい出会いや体験ができるのか、不動産屋さんらしい交流、ニュース、イベント、治安維持などの情報を個人の自由な発想レベルまでかみ砕いて、願わくばその街に住んでいる人とこれからその街に住んでみたい人が交流できるそんなプラットフォームを作りたいと考えた。
そうだ私たちは、その街の入り口、楽しさを伝える「エンターテイナー」なんだ。
考えてみれば一昔前までならば、あの街にはいろいろオススメのお店があって、飲食店ならここが美味しくて、スーパーはここが安くて、この公園は見晴らしがよくて休日のんびりするには最適だとか雑談をしながら皆さんの要望に合いそうな不動産をご紹介するそんなアットホームなサービスが主流だった。
そんな中現在は、簡単にインターネットで不動産の検索ができ、実際に見学したい不動産があったときだけ不動産屋さんへ訪問する。合理的で良い時代になったなと思う反面、不動産屋さんらしくその街の楽しさを伝える力は半減したと思うと少しさびしい気もする。
やはり不動産屋さんとは、お客様、大家様、さらに地域の人々が私たちを通じて出会い・体験した・気付いたことが楽しいとかどうかが大切で、皆さんの感情の奥にある「なんとなくいいな」「あ、そうそう」みたいな感覚や体験の心地よさを満たすようなサービスを考え提案すべき立場、皆さんがまだイメージしていない部分までどれだけ発想を広げられるのかそんな不動産屋さんでありたいと願う。
要は、このサイトネームにある「OSEKKAI/おせっかい」をしたいということだ。
昔は「OSEKKAI/おせっかい」な方が近隣にたくさんいた。聞いてもいないのに最近あった出来事をどんどん話してきたりプライベートな話をずけずけと聞いてきたりするおじいさんやおばあさん。近所の八百屋や魚屋に行くと何も買わないのにそのお店の商品やサービスとは全然違う話をしながら交流していた。
また「OSEKKAI/おせっかい」は、図々しいという少し悪い意味でも捉えられがちだがお世話好きという良い意味もある。皆さんが本来必要としないかもしれない情報やサービスも実際に受けてみると「これいいね」と喜んでいただけるかもしれないだから図々しさも重要だ。
私たちはこのような昔ながらの考え方を大切にその街でどのような楽しい出会いや体験ができるのか個人の自由な発想レベルまでかみ砕いた価値ある情報を配信し皆さんと交流できることを心より楽しみにしています。
おせっかい